誕生日3日前の雑感・・・
もうすぐ誕生日なのである。
具体的に言うと三日前であり、その日が来ると58歳になる。
もう58年分を生きてきて、これから先はとりあえず59年目に向けて生きていくわけだ。
生きているというのは、当たり前だが、進行形である。
それが進行形でなくなるというのは、つまり死ぬということであり、ニンゲンは、と言うより、生物は生きていくしか進行形を維持できないのだ。
58歳になろうとしているオトッつぁんが、何をマヌケなことを語っているのだと思われるかも知れない。
しかし、すでにかなり汚れたエネルギーを燃やしつつ今を生きているオトッつぁんには、ただひたすら進行形でいるということの切なさと共に、安直な開き直り感もあったりして、それなりに苦悩しているのでもある。
ある人が言っていたが、50代も後半になってきたら、早く60歳になりたいと思うようになる…と。
最近、その言葉の意味が少し分かるようになってきた。
そのこと自体もちょっとウスラ寂しい感じがしないでもないが、時間を先取りしていく方がいいなどと言う人もいるから、どこかに真実もあるのかも知れない。
しかし、ホントにそうなのだろうか?
若い頃は、時間を先取りしていっても、まだまだ先がいっぱいあったからよかったが、今はあまり先取りしてしまうと、残りがなくなっていく。
残り物には福があると言うのも、この段階では心細い。
いざ、58歳になるからといって、今さしあたってどうのこうのとは考えていない。
何が欲しいとか、何がしたいとかもない。
今までどおりしていたいというのが大半を占めている。
こうして思いを綴ったり創作したり、いろいろなところへ出かけ、写真を撮ったり、人と話したり、それなりに美味いモノを食ったり、酒をいただいたり、それから、いい音楽を聴いたり、ギターを爪弾いたり、面白い本を読んだりなど、今までどおりの時間が、今までどおりにあればそれでいいのかも知れない。
だから強いて言えば、あまり誕生日のことは触れてほしくない。
好きではないのだ。
この歳になると、誕生日は身内だけのことでよくて、家族とくに子供たちから、なんだかんだと言われているくらいがいいのかも知れない。
どうしても何か贈りものをしたいなどという人の厚意は、当然無碍にしないが……
そんなわけで、58歳になる三日前、それもかなり二日前に近付いた三日前における「もうすぐ誕生日的雑感」なのであった……
人は歳を重ねただけでは、老いない。 理想を失つた時、初めて老いる。サムエル ウルマン 青春より
私の、座右の銘にしてる言葉です。
そうなんですよね。
ボクも老いてるなんて感覚はまだ全くないんですが、
若くはないという現実だけは実感しています。
しかし、まだまだ自分らしくやっていきます・・・・・。