
2014.3.11 追悼式。
遺族代表として最初に言葉を述べられた浅沼ミキ子さん。
元気に避難誘導にあたっていたという25歳の亡き息子へ、
あなたを誇りに思いますと語りかける。
その瞬間、母としてのやさしい思いが堪えていたものを崩れかけさせたが、
浅沼さんは気丈に言葉をつないだ……
聞き終わった後、平凡な言い方だが立派な母親だと思った。
同じ年頃の子供を持つ親として、
自分にはこの人のような気骨はあるのだろうか?とも思った。
日常のいとしさ、かけがえのなさ……
これもまた平凡な言い方だが、大切なものを、
浅沼さんの言葉が思い出せてくれた気がした……
ここには、一貫したテーマがないまま、ただ無作為に書いてきた文章が積み上げられてあります。今年中にタイトルを変えようと考えていますが、新しい名前はどうなるか分かりません。大雑把に言うと、いろいろなことの企画をやってきました。文章もさまざまな形態で書いてきました。硬いモノから柔らかいものまで、一応公に出てるものがたくさんあります。しかし、原点は私的な文章にあり、このサイトも私的な雑誌を発行していたことの延長線上にあります。自分本位に書き下ろしていくのが大好きです。ただ、印刷物になっていた時の方が、文章は丁寧に書いていたような気がしており、ときどき読み返しては直したりもしています。そんなことで、ここはボクの原点。どうせなら、じっくりと読み込んでいってください……… 文章と写真 中居ヒサシ