hisashinakai
カテゴリー: 小さな旅

🖋 一枚の写真が思い出させてくれた人・とき
笹ヶ峰の残雪の上で 星野道夫の一冊と過ごした時間 15年以上前に撮った一枚の写真。 5月はじめの妙高・笹ヶ峰だ。 ゆるく傾斜した雪原で、美しいYの字形の倒木を見

🖋 夏・北信濃~温泉町のひまわり
◆竹塀越しの 凛々しきひまわりとの出逢い 何年か前の夏、北信濃の温泉にある古い宿に泊まった。 宿の部屋に入ってすぐ地震があり、短い時間だがかなり揺れ

🖋 夏、朝、森を歩く~2016.8 軽井沢
◆森の中の道 五時過ぎに目を覚まし、六時少し前だろうか、カメラを持って旅館を出る。 小さなロビーには人影もなく、静かに玄関を出て、目の前に止めさせてもらったクル

🖋 Re;自分なりの旅について…の1
✎ かっこいい旅はなかった 旅というものを考えさせられる機会があって、自分なりに“自分の旅”について思いを巡らしていた。 旅が好きだと言っても、海外経験は二
🖋 読書セーネンへの回帰~正月明けの本は 読みなおしがいい
📚1 読みたい本に戻る 📖 読みたかった本とは? その年最初に読む本、つまり正月明けから読む本をなんとなく大事にしてきたような
🖋 3月 安曇野 常念は見えず
**************************** 考えてみると、実に久しぶりに安曇野にいた。 何年か前に大町まで来たことがあるし、松本にもごく最近
🖋 甲府行き (3)甲府周辺~佐久車中 の書き下ろし
この前に、当然「甲府行き(2)」「甲府行き(1)」があります。 あっという間に帰路である。 と言っても、前日金沢から長野、長野から塩尻、塩尻から甲府に着き、
🖋 甲府行き (2) 長野を出て 姨捨~塩尻 車中書き下ろしは続く
長野に着いた。金沢から1時間半ほど。 新幹線なのだから特別なことでもないが、今回は「はくたか」だから、北陸新幹線としては一応各駅停車なのである。何となく“各
🖋 甲府行き (1) 金沢を出て 車中書き下ろし
3月初めの土曜の朝。北陸新幹線「はくたか」の7号車7番C席にいる。 ちょっと前に動き始めた客車内はかなり空いていて、さっそくいつもの質素なノートを取り出した
🖋 山里歩考者の独りごと
ただ山里を歩きたいという衝動(欲求)に駆られる。 誰もなぜ?と聞いてこないので、こちらも敢えて説明することはないのだが、普通そんな衝動に駆られることは
🖋 北越に加賀藩士たちの墓
新潟県長岡市の郊外にある不動院という寺の前に着いたのは、午後2時を少し過ぎた頃だった。 6月の初め、辺りの雰囲気がすでに夕方近くのように感じられたのは、小高
🖋 上高地に初めて泊まる
40年ほど前から何度も足を踏み入れてきた上高地で、この夏初めて一泊した。 家人と昨秋嫁いだ長女という妙な組み合わせだったが、その一ヶ月ほど前、突然決まったの
🖋 自分なりの旅について…の2
ひとつの旅が、その人の生き方を変えてしまったという話を聞くと、正直言って少しうらやましくなる。ボクにはそれほど激しい思いを残した旅はない。 しかし、その分、
🖋 朽木街道を行く
久しぶりに京都・大原の里をゆっくり歩き、翌日も奥嵯峨の方まで足を延ばして来よう…という旅に出た。 と言っても、その上り下りの道中は、30年ぶりぐらいの「朽木
🖋 小さな山行の思い出
「あるトレッキングにて」 あまりにも雄大で そして美しすぎた世界を前に その人はどうしても涙をとめられないでいた 深く濃い青の空 雪と氷におおわれた緩やかな峪(