hisashinakai
カテゴリー: 季節の話

🖋 夏の朝の、記憶のひとコマ
同じ季節の風景を一年ごとに見ている。それは日常がそこにあるからだ。 しかし、非日常の場所では、三年前は晩秋の風景だったが、今年は初夏の風景だということがある。
🖋Spring is here…3.11東北を想う一曲
🎹なんでもない一曲だった…… 「Spring is here」というジャズ好きの人には知られた曲がある。 まさに「春が来てるよ」というほのぼのと

🖋 雨についての雑想
☂雨はきらいなもの…… 若い頃は、雨が好きだという言葉を信じられないでいた。 雨で部活の練習が軽めになるということがあった時代には、それなりの意味
🖋 読書セーネンへの回帰~正月明けの本は 読みなおしがいい
📚1 読みたい本に戻る 📖 読みたかった本とは? その年最初に読む本、つまり正月明けから読む本をなんとなく大事にしてきたような
🖋 冬枯れ
**************************** 季節がどんどん既成の感覚を壊し始めた。 夏はまだ、〝暑い〟を〝物凄く暑い〟に変えているだけで、寒く
🖋 3月 安曇野 常念は見えず
**************************** 考えてみると、実に久しぶりに安曇野にいた。 何年か前に大町まで来たことがあるし、松本にもごく最近
🖋 甲府行き (3)甲府周辺~佐久車中 の書き下ろし
この前に、当然「甲府行き(2)」「甲府行き(1)」があります。 あっという間に帰路である。 と言っても、前日金沢から長野、長野から塩尻、塩尻から甲府に着き、
🖋 甲府行き (2) 長野を出て 姨捨~塩尻 車中書き下ろしは続く
長野に着いた。金沢から1時間半ほど。 新幹線なのだから特別なことでもないが、今回は「はくたか」だから、北陸新幹線としては一応各駅停車なのである。何となく“各
🖋 甲府行き (1) 金沢を出て 車中書き下ろし
3月初めの土曜の朝。北陸新幹線「はくたか」の7号車7番C席にいる。 ちょっと前に動き始めた客車内はかなり空いていて、さっそくいつもの質素なノートを取り出した
🖋 朽木街道を行く
久しぶりに京都・大原の里をゆっくり歩き、翌日も奥嵯峨の方まで足を延ばして来よう…という旅に出た。 と言っても、その上り下りの道中は、30年ぶりぐらいの「朽木
🖋 冷やしビールと冷やしたビールの違いについて
メールで送った文章の中に脱字がありましたよ…と言われた。らしくないですね…とも言われた。 たしかにこうした形式が多くなってから、文章が雑になっていると感
🖋 モナリザ…湯けむりの中で口笛を吹く
新潟の月岡温泉にある某旅館で、早朝の大浴場を独り占めしていた。自分以外に誰もいないわけは、この旅館には二つの浴場があり、もうひとつの方が圧倒的に人気が高いから
この正月の日常……
過ぎてしまえば、やはり慌ただしく時間は流れていたのだと思う。正月とは、だいたいそういうものなのかも知れない。 元旦の午前中から仕事関係の会合に出かけ、午後の
蕎麦畑のそばにて
蕎麦の花が咲き広がる風景というのは、山村にひっそりと存在するものだと思っていた。 そして先日、富山の南砺市で出合った風景によって、その思いは変わった。 そ
晩夏っぽい 初秋の白川郷雑歩
思い立ったように、家人と白川郷へと向かう。 若い頃の思い立ったという状況には、ときどきクルマを走らせてから咄嗟に決めるということがあったが、齢を食うと、