hisashinakai
カテゴリー: 好きな本と作家

🖋 一枚の写真が思い出させてくれた人・とき
笹ヶ峰の残雪の上で 星野道夫の一冊と過ごした時間 15年以上前に撮った一枚の写真。 5月はじめの妙高・笹ヶ峰だ。 ゆるく傾斜した雪原で、美しいYの字形の倒木を見
🖋 買った本で知るその時の自分
◆眠くて買い急いだ2冊のうちの1冊 眠気と闘いながら本屋で本を選ぶというのは実にきつい作業だった。 ただ漠然と本棚の前に立ち、タイトルと作家の名前を見比べながら

🖋 夏の終わりの病中読書がもたらしたもの
詳しくは分からないが、カラダの真ん中、いや腹と胸の境目あたりに重いものが潜んでいて、ふとしたことでそれが息をしだす。 胸から背中あたりまでゆっくりと流れてい
🖋 読書セーネンへの回帰~正月明けの本は 読みなおしがいい
📚1 読みたい本に戻る 📖 読みたかった本とは? その年最初に読む本、つまり正月明けから読む本をなんとなく大事にしてきたような
🖋年末におけるラグビーの高熱
年も明けたのにまだラグビーの話かよと言われるかもしれない。が、今も冷汗をかきながら書き下ろしている筆者にとっては、今(年末)がラグビー熱・最高潮の時であること
🖋 3月 安曇野 常念は見えず
**************************** 考えてみると、実に久しぶりに安曇野にいた。 何年か前に大町まで来たことがあるし、松本にもごく最近
🖋 甲府行き (2) 長野を出て 姨捨~塩尻 車中書き下ろしは続く
長野に着いた。金沢から1時間半ほど。 新幹線なのだから特別なことでもないが、今回は「はくたか」だから、北陸新幹線としては一応各駅停車なのである。何となく“各
🖋 朽木街道を行く
久しぶりに京都・大原の里をゆっくり歩き、翌日も奥嵯峨の方まで足を延ばして来よう…という旅に出た。 と言っても、その上り下りの道中は、30年ぶりぐらいの「朽木

🖋 山と人生のあれこれは 沢野ひとしから学ぼう
沢野ひとしの山の本というのは、『山と渓谷』で連載された『てっぺんで月を見る』が最初だった。 関係の深い椎名誠の本も同誌で連載された『ハーケンと夏みかん』が最
黙示へのあこがれと旅の始まりの懐かしい答え
旅ごころが自分の中に根付いたきっかけは何だったのか? この古い本は最近になってヤマケイ文庫で復刻したものだが、その中に懐かしい答えがあったような気がした。
🖋 定本「山村を歩く」を読み思ったこと
年の始めの一冊は、その年をよりいい気分でスタートさせてくれるものに限る…… と思いつつ、昨年末に用意しておいた一冊である。 著者は知る人ぞ知る雑誌
語りながら自分を振り返った日
8月最後の休みの日、能登のN町U公民館で語る機会があった。 小さな会の少人数の場であったが、与えられたタイトルが男の趣味を云々というカッコよすぎるもので初めは躊

🖋 Re. ふと、星野道夫に。
新聞の広告に『星野道夫』という四つの文字列を見つけた瞬間、これは買いに行こうと決めていた。 懐かしさとか、そういった思いも確かにあったが、なんだか出合ってしまっ
焚火休日のときの流れ
久しぶりの焚火である。 と言っても、焚火そのものを楽しむものではなく、裏の空き地に放置されているものを焼却するという、れっきとした家事仕事だ。 ただ、楽しくない
「武田信玄 TAKEDA SHINGEN」のこと
この本を貪るように読んだのは、二十代の初め(今から40年近く前)の頃だ。 たまたま山梨(旧甲斐の国)出身の友人がいて、彼が熱く語る「武田信玄 TAKEDA・SH