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カテゴリー: すてきなヒトビト
🖋 どですかでん的こころ~平口泰夫氏が残していた一文
金沢の個性派建築家、平口泰夫さんがこの11月16日に亡くなられた。74歳だった。どう書けばいいかむずかしいが、平口さんとは不思議な関係だったように思う。一緒に仕
🖋 中平穂積さんとお会いしたこと
大学時代、紀伊國屋で本を買うと、だいたい裏のジャズ喫茶「DUG」でその本を開いていた。知的で落ち着いた雰囲気とおしゃれな感じのする素敵な店だった。 そのオー
🖋 三月 勝沼にて
三月のはじめ、快晴の「勝沼ぶどう郷駅」に降り立つ。長野から塩尻を経由し、ゆっくりと旅の行程も楽しんできた。八ヶ岳、甲斐駒、北岳、そして富士……心を熱くする車窓

🖋 山と人生のあれこれは 沢野ひとしから学ぼう
沢野ひとしの山の本というのは、『山と渓谷』で連載された『てっぺんで月を見る』が最初だった。 関係の深い椎名誠の本も同誌で連載された『ハーケンと夏みかん』が最
湯涌温泉とのかかわり~しみじみ篇
休日の湯涌温泉で夢二館主催のイベントがあり、その顔出しとともに、最近整備されたばかりの『夢二の歩いた道』を歩いてきた。 その前に、かつて温泉街の上に存在して
大野の“おおのびと”たち
大野のことを書くのは二度目だ。 訪れたのは四度目で、大野は深く知れば知るほど、その魅力にはまっていくところであるということを再確認した。 前にも同じようなことを
ねじめ正一氏と玉谷長武クン
1997年4月発行の『ユリイカ』。 161ページから169ページにかけて綴られた、ねじめ正一氏渾身(だと思う)のエッセイに心が撃たれた。 喫茶店でしか原稿が書け
金沢城・江戸末期のビッグイベントと寺島蔵人のこと
今から10年以上も前、毎年6月に開催される金沢最大の祭りの、その仕組み全般を見直すという仕事に3年間関わっていたことがある。 ほぼ無関心であったその祭りについて
🖋 小林輝冶先生の想い出
石川の文学研究をリードされてきた小林輝冶先生が亡くなり、送る会に出てきた。 先生の後、湯涌夢二館の館長になられたO田先生の隣に座らせていただき、O田先生とも久し
勝沼~ブドウとワインと友のこと
今から35年ほど前の話である。 大学時代の親友Mの実家のある山梨県勝沼町(現甲州市)で、貴重な体験をした。 彼の実家には現役時代にも何度もお邪魔していたが、卒業
『島の時間』 赤瀬川原平の粋
赤瀬川原平死すというニュースを、ネット上で知った。 別に個人的な知り合いであるわけではなく、単なる一読者及びファンなのであるが、ネット上で知ったこ
金沢湯涌ゲストハウスにて
今年も数日間の旧盆休暇がやってきた。 我が家では、この時期にちゃんとした連休があるのは自分だけで、あとの家族はみなカレンダーどおりに仕事をしている。 だか
バット名人との思い出
この春、バット作りの名人・久保田五十一さんが現役を退くという。 2005年の11月8日、岐阜県養老町のMIZUNOバット工場で、久保田さんとお会いしたことが
秋、山の文化館に立寄る
久しぶりに訪れた「深田久弥山の文化館」で、20年ほど前に書いた自分の文章三篇を見つけた。 山の話を書くのが好きだったことを、あらためて思い出した。 秋の色
疲れた夜によくある雑想
久しぶりに訪ねた友人の事務所に、山の本が、文字どおり山積みになって置かれていた。 彼は、その本を通販で、しかも古本で買う。 ジャズのCDは新品(輸入盤が多い)で