カテゴリー: 山が好き
黙示へのあこがれと旅の始まりの懐かしい答え
旅ごころが自分の中に根付いたきっかけは何だったのか? この古い本は最近になってヤマケイ文庫で復刻したものだが、その中に懐かしい答えがあったような気がした。
福島南会津・檜枝岐に行く
南会津と聞いて、北陸に住むニンゲンがどこまで想像を広げることができるだろうか? と考えてしまった。 会津といえば、会津若松や磐梯山などを想像するのが一般的で
まぶしいほどの新緑の中で夏を考えた
静かな沼の脇にあるベンチに腰かけ、まぶしいほどの新緑に浸っていると、ふと、そろそろまた夏が来て、その夏が去っていく頃、また少し寂しいというか、空虚な気持ちにな
🖋 山里を歩く~春のうららの福光行
休日のすべてが自分の時間になるなどありえない。 ましてや、何も考えずひたすら自分のしたいことに没頭しているという時間も、遠いはるか彼方的場所に置いてきてしま
🖋 山里から奥の森へ~残雪せせらぎ城端行
城端の中心部を過ぎ、国道がもう山裾のあたりまで来たところで小さなパーキングを見つけた。 右側には合併する前に建てられた「城端」の文字が入ったサインがある。
大野の“おおのびと”たち
大野のことを書くのは二度目だ。 訪れたのは四度目で、大野は深く知れば知るほど、その魅力にはまっていくところであるということを再確認した。 前にも同じようなことを
🖋 定本「山村を歩く」を読み思ったこと
年の始めの一冊は、その年をよりいい気分でスタートさせてくれるものに限る…… と思いつつ、昨年末に用意しておいた一冊である。 著者は知る人ぞ知る雑誌
白山麓~ 白峰の想い出話
かつて白山麓には一つの町と五つの村があり、最も奥にあったのが白峰村で、その手前が尾口村であった。 そして、そのあたりは山麓というよりは、もう山域の奥深くに入
長女が奥穂高へ行く前の日に思い出したこと
朝靄に朝日が差し込み、夏の朝らしい気配をカラダ全体で感じとる。 かつて飛騨から信州へと抜ける道すがら、上宝という村で見ていた風景だ。 何でもない早朝の山間(やま
雨の日の草刈り
細かな雨の降る中、家のまわりの草刈り。 山用のややごついTシャツ。 作業用にしている、これもまたごついパンツ。 これらは細かい粒子のような雨くらいなら負けない。
金沢の高尾山を初冬らしく歩く
12月中頃の土曜の午後、つまり初冬の休日の午後である。 金沢の奥座敷こと湯涌温泉から高尾山方面を歩いてきた。 特に計画らしきものもなく、いつもの湯涌ゲストハウス
岳沢~晴れときどき曇らずの秋
上高地については、かなりうるさかった。 20代の中頃に行きはじめてから、多い時には一年に10回以上行っていたこともある。 それも最初の頃は登山のための通過点
美ヶ原の夏歩き
深田久弥は、『日本百名山』の中で、山には登る山と遊ぶ山があると書いていた(と思う)。 そして、遊ぶ山の代表格として霧ヶ峰や、この美ヶ原のことを書いていた(と思う
🖋 キゴ山で雪に遊ばれた日
二月最後の日は土曜日で、それまでの忙(せわ)しなさと、それからの間違いなく訪れる慌ただしさに挟まれた、完全休みの一日だった。 二月の終わりという響きも何となくい
18年ぶり父娘山行の反省
還暦山行…… どこかでこんな言葉を聞いたことがあると思ったのは、その山行から帰って三日後だ。 行く前は、そんなことなど考えてもいなかった。 しかし、久しぶりの山