カテゴリー: 小さな旅
🖋 うつくしき町を歩く「奥能登・珠洲蛸島」2016秋
奥能登・珠洲蛸島の入り組んだ町を歩いてきた。 暦では秋も深まり、しかも能登半島の先端に近いとくれば、そぞろ歩きなどあまり適さないと思う人もいるだろう。 しかし、
🖋 秋は山里歩きなのであった
自分の住んでいる内灘という町と、河北潟干拓地でつながっている津幡という町は、石川県河北郡に残った二つの同朋みたいな町である…と、勝手に思っている。 残ったという
白山麓~ 尾口の想い出話
白山麓の最奥部・旧白峰村の一つ手前にあったのが、旧尾口村である。 季節がはっきり夏から秋へと切り替わった頃、久しぶりに出かけてきた。 尾口は、白山麓の1町5村の
白山麓~ 白峰の想い出話
かつて白山麓には一つの町と五つの村があり、最も奥にあったのが白峰村で、その手前が尾口村であった。 そして、そのあたりは山麓というよりは、もう山域の奥深くに入
長女が奥穂高へ行く前の日に思い出したこと
朝靄に朝日が差し込み、夏の朝らしい気配をカラダ全体で感じとる。 かつて飛騨から信州へと抜ける道すがら、上宝という村で見ていた風景だ。 何でもない早朝の山間(やま
「武田信玄 TAKEDA SHINGEN」のこと
この本を貪るように読んだのは、二十代の初め(今から40年近く前)の頃だ。 たまたま山梨(旧甲斐の国)出身の友人がいて、彼が熱く語る「武田信玄 TAKEDA・SH
岳沢~晴れときどき曇らずの秋
上高地については、かなりうるさかった。 20代の中頃に行きはじめてから、多い時には一年に10回以上行っていたこともある。 それも最初の頃は登山のための通過点
美ヶ原の夏歩き
深田久弥は、『日本百名山』の中で、山には登る山と遊ぶ山があると書いていた(と思う)。 そして、遊ぶ山の代表格として霧ヶ峰や、この美ヶ原のことを書いていた(と思う
勝沼~ブドウとワインと友のこと
今から35年ほど前の話である。 大学時代の親友Mの実家のある山梨県勝沼町(現甲州市)で、貴重な体験をした。 彼の実家には現役時代にも何度もお邪魔していたが、卒業
晩秋京旅・圧倒編その2
京・高雄方面は実に深いのである。 市の中心部からすると、その奥まり方はかなりな印象がある。 さらに、クルマを下りてからの道も、さらにまだ奥があったのかと思わせる
晩秋京旅・圧倒編 その1
京都の歴史と季節感を、同時に楽しみに行くというのは壮大なプランである。 しかも圧倒的な紅葉の時季に訪ねるというのは、一種の冒険に近い。 京都はすでに人(観光客と
布橋とプモリと芦峅寺と
めずらしく家人が立山山麓へ行こうと言ってくれた。 当然二つ返事どころか、四つか五つほど返事して行くことになった。 当方にとっても、ふらりと行きたいところ・不動の
金沢湯涌ゲストハウスにて
今年も数日間の旧盆休暇がやってきた。 我が家では、この時期にちゃんとした連休があるのは自分だけで、あとの家族はみなカレンダーどおりに仕事をしている。 だか
地下40mにあった夏の夢・JR筒石駅
上越の海岸線、国道八号線を時速五十キロほどで走っている。 砂浜にはところどころに海水浴場があり、駐車場へ誘導しようとするお兄さんたちと目を合わさないようにし
秋、山の文化館に立寄る
久しぶりに訪れた「深田久弥山の文化館」で、20年ほど前に書いた自分の文章三篇を見つけた。 山の話を書くのが好きだったことを、あらためて思い出した。 秋の色