カテゴリー: 日常のこと
🖋 煮込みうどんについて
たまに行く煮込み専門のうどん屋さんがある。鉄の器ではなく焼き物の器で出てきて、自分の評価軸だが、風味も明確に“ 煮込みらしい ”と思っている。 先日、そこで
🖋 おしぼり
コンビニ。棚からサンドイッチを持ってレジへと行く。 ビニール袋に詰め込まれる際に、「おしぼり使われますか?」と問われる。 「ハイ」と答える。が、ホントのところ
🖋 1月 書き始め
1月がもうカンペキに後半に入ったあたりの日曜日の午前。 居間の窓辺に置かれた小さな机に向かっている。音楽は、キース・ジャレットのピアノソロ。かなり以前から、
🖋10月のミイラの肖像画と仏像について
部屋の床に、一冊の本が落ちていた。朝の光が、斜めに並んだ二つの小さな窓から差し込み、瞬間的にミステリーの始まりを予感させる…… しかし、妄想は2秒半ほどで終わ
🖋「…で」と「…が」について
仕事場近くにできた図書館に、よく出入りするようになった。 自分にとってはちょっと大きくて、且つおしゃれすぎて、元来の素朴な図書館そのものが好きという自分なり
🖋 Re;日常に句点を打つ
日常の中に、句点をうつ……… 誰かが言っていた言葉だ。 ニュアンスはちょっと違っているかも知れないが、句点つまり「。」をつけると、ひとつのことにケリが付く。
🖋 冷やしビールと冷やしたビールの違いについて
メールで送った文章の中に脱字がありましたよ…と言われた。らしくないですね…とも言われた。 たしかにこうした形式が多くなってから、文章が雑になっていると感
🖋 モナリザ…湯けむりの中で口笛を吹く
新潟の月岡温泉にある某旅館で、早朝の大浴場を独り占めしていた。自分以外に誰もいないわけは、この旅館には二つの浴場があり、もうひとつの方が圧倒的に人気が高いから
娘たちを再び送り出す
今年の春のはじめと冬のはじめに、娘たち二人が結婚した。 春のはじめは次女で、冬のはじめは長女だった。 次女は京都の大学を出て、そのまま関西で就職し、大阪の
蕎麦畑のそばにて
蕎麦の花が咲き広がる風景というのは、山村にひっそりと存在するものだと思っていた。 そして先日、富山の南砺市で出合った風景によって、その思いは変わった。 そ
晩夏っぽい 初秋の白川郷雑歩
思い立ったように、家人と白川郷へと向かう。 若い頃の思い立ったという状況には、ときどきクルマを走らせてから咄嗟に決めるということがあったが、齢を食うと、
風鈴の音が……
風鈴を買ってきて窓際にぶら下げたが、なかなか鳴らない。 真鍮製のおしゃれなデザインで、値段も風鈴を買うという自分のイメージからすると、それなりのものだったの
笑顔について
最近、ちょっと笑顔をつくることに慣れてきたような気がしている。 家族で旅行したり、ちょっとした行事があったりすると写真を見せつけられるので、これまでのように
冬の朝の小さな奇跡
2011年12月24日の朝。 こういう言い方が正しいのか分からないが、クリスマス・イブの朝である。 冷え込み、目覚めると天気予報どおりに雪がうっすらと積もってい
雪は“どかす”もの
NHK昼のニュースが「大雪で地元の人たちは雪かきに追われ……」と伝えている。 しかし、テレビに映っているのは我々の地方ではない。 一月に入って、我々の地方ではわ