カテゴリー: 好きなモノ・コト
ある古い洋風の家
子供の頃、この家に友だちがいて、中で遊んどったことがあるよ…… 近所にお住まいの、七十才を過ぎたある方がそう言った。 板壁の塗装は褪色し、木肌も傷み、窓の飾りも
アジフライと、「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」と
店名のわりにはそれほど入り口の戸が大きくないなあと思うある店で、夏メニューだという“アジフライ定食”を食べた。 実は中学二年の夏頃から、にわかにアジフライ好
地下40mにあった夏の夢・JR筒石駅
上越の海岸線、国道八号線を時速五十キロほどで走っている。 砂浜にはところどころに海水浴場があり、駐車場へ誘導しようとするお兄さんたちと目を合わさないようにし
新緑がいい
この齢になって新緑の素晴らしさを語ったりしたら、加齢の仕業のように言われた…と同年代のある人が話していた。 その人は、齢を食うと季節に敏感になっていくからイ
今回の京都(4/4) ここでお終いにしよう
四条まで歩いて地下鉄に乗る。京都駅に戻ると、もう夕暮れ時だった。 伊勢丹の地下、つまり「デパ地下」でおかずを調達し、コンビニでビールも揃えてホテルへと向かう
今回の京都(3/4)今日の終いは、建仁寺
今日はまだ終わっていない。 強い日差しを受けながら、詩仙堂・小有門のちょっと上にある駐車場まで戻り、クルマでとりあえずホテルに向かうことにした。クルマの運転
今回の京都(2/4) そして、曼殊院門跡へ
詩仙堂から15分も歩けば、曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)に着く。 15分というのは大した時間ではないが、この日は10月の半ばだというのに30度位の気温が
今回の京都(1/4) 詩仙堂から
今回の京都は、詩仙堂の小さな門から、いきなり始まったような気がする。 京都東インターから山科あたりの混雑も、南禅寺周辺の慌ただしい気配も、一乗寺という土地に
ドラマー少年だった頃
小学校高学年の頃、我が家の後ろに繋がる撚糸工場の空きスペースに、ギターのアンプやドラムセットが置かれていた。高校生だった兄が“エレキバンド”をやり始めた頃で、
不思議なモノを見た
100メートルもないその先に、それがあった。 それを発見した時、思わずドキッとした。 北三陸的に言えば、ジェジェッである。 すぐ目の前にコンテナがあり、それを撮
疲れた夜によくある雑想
久しぶりに訪ねた友人の事務所に、山の本が、文字どおり山積みになって置かれていた。 彼は、その本を通販で、しかも古本で買う。 ジャズのCDは新品(輸入盤が多い)で
石川さゆりを、また聴く
昨年暮れ、能登を舞台に作られた歌のことを知る機会があり、突然CDをもらった。 その中で、坂本冬美の『能登はいらんかいね』と、石川さゆりの『能登半島』が
休日はアイロンだ
休日、自分でカッターシャツにアイロンをかける。 家人がいない時を見計らって座布団の上に正座をし、左手にシャツ、右手にアイロンを徐(おもむろ)に持って、その特
ビールは体育実技だ
もう一ヶ月も前になるんだと思いながら、7月30日の深夜、京都四条の某ホテル8階817号室で綴っていた文章を読み返している。 狭い机に向かって、『ビールの科学』と
詩人・大野直子さん
大野直子さんが第22回日本詩人クラブ新人賞を受賞された。凄い。 以前に中日新聞で見ていたのだが、先日、日本経済新聞の北陸欄(写真)にも紹介されていて、お顔も久