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カテゴリー: 金沢のこと
卯辰山の竹藪のこと
枯れた竹が放置されたままの藪では、陽が差し込むと、突然その隙間に伸びていた新緑が輝き出す。 春の始めだったりすると、その勢いも激しく、目がくらむというと大袈
室生犀星記念館 「桃色の電車」との再会
会社で展示リニューアルの仕事をさせていただいた、室生犀星記念館を訪ねた。 出
金沢ジャズ・ストリート
今年の金沢ジャズストリートに、“チック・コリア氏が来る”という記事が載っていた。 全盛期はすでに過ぎているとは言え、ビッグである。 ただ、氏は余計だ。グラ
能楽堂で脳しんとうの話
兼六園の周辺を見てまわる用事があって、本多の森にある能楽堂付近にも足を運んだ。能楽堂前の小さな広場の、その隅っこ。 新緑に囲まれ、「杜若(かきつばた)」像がひっ
湯涌江戸村「ケムダシ」談
金沢の山里・二俣で、19世紀の初めに建てられたという旧S田家屋敷。 今でも二俣で続けられている大らかな紙漉きの、その源を示すお屋敷だ。 まだ公開されていな
湯涌江戸村にいた
湯涌江戸村。もう10年以上前だったか… 現在の場所への移転計画が進められている中、その計画書の中の30ページほどを受け持った。 仰々しい仕組みの仕事ではあったが
室生犀星の金沢的世界
ここ最近、室生犀星の初期小説を読み返したくてウズウズしている。 ヒトには時々何かを思い立ったり、無性に何かが恋しくなったりする時がある。 昔買って読んだ本
金沢城石垣回廊のこと
土曜の昼過ぎ、駅前のホテルで会合に出たあと、街中の方へと向かう。 最終的にめざすのは金沢城公園の「石垣回廊」。 数日前にクルマの中から眺めて、何だか久しぶ
恵まれた学生たち
金沢市でもどこでも、大学生たちは大事にされ(過ぎ)ていると、少し斜め目線で思うときがある。 彼らのやることは、自由な発想とかで、いつもピカピカに輝いて見えている
中の橋が好きである
浅野川大橋より、天神橋の方が好きだし、ドラマの舞台にもなりやすい。 同じように、梅ノ橋よりも中の橋の方が好きなのだが、理由は同じようで、それだけではない。 こじ
金沢らしさは、日本らしさだった
もう古い話で、金沢市やいくつかの市町村で観光CIやサイン計画などの仕事をしていた頃のことだ。 ボクにはJというアメリカ人と、もうひとり彼ほど親しくはなかった
みねさんは、やっぱドルフィーだ・・・
1月28日土曜の北國新聞朝刊に、「一調一管」の乃莉(のり)さんと、峯子さんが紹介されていた。以前にもNHKが制作した番組で二人のことが紹介され、そ
柿木畠で能登を語り 主計町でぼ~っとした
台風の煽りを受けた冷たい雨が降り続く日の、午後の遅い時間、ズボンの裾を濡らしながら柿木畠へと足を向けた。 ちょっと久しぶりだったので、駐輪場の前に立つ掲示板を見
夏のはじめの雑想
真夏日の夜、飲み会の帰りにYORKに寄ると、カウンターに懐かしいジャケットが置かれていた。スイングジャズの代表的なピアニストであるテディ・ウイルソンの、1955
香林坊に会社があった頃の話2
その1を書いてから、この話には多くの反響があり、早くつづき、つまりその2を書けといった内容のメールなどが多くきた。反響が多くて、それなりに話のタネになるのは嬉